宝貝総覧 か行
怪吸矛(カイキュウボウ)| 意思:無 | 変化:不可 |
登場:長編7
機能
矛の宝貝。
欠陥
不明
備考
槍よりも平らな刃、朱塗りの長い柄。
刃は蛍のようなうっすらとした緑色に明滅している。
オマケに投擲機能つき。
エモノの臭いを覚えられる。
[推測]機能について
怪異などこの世ならざるものの生命を吸い取る。
塊邪星(カイジャセイ)| 意思:無 | 変化:不可 |
登場:奮闘編D
機能
邪気を払う宝貝。
払った邪気は中に蓄積される。
欠陥
邪気の保持機能が弱い。
備考
庭掃除や落ち葉集めに使うような普通のホウキ。
小さくなれる。
微かな気の性質まで鋭く見抜ける。
戦闘能力はほとんどない。あくまでほとんど。
劾想夢(ガイソウム)| 意思:有 | 変化:人・女性 |
登場:長編4
機能
夢を操る宝貝。
他者の夢を覗くことも、夢を送りつけることもできる。
欠陥
不明
備考
宝珠が飾られた腕輪。
記憶の操作も可能。
ちょっと間が抜けている。
[推測]欠陥について
記憶を覗くことができる。これが龍華仙人は許さなかった可能性が高い。(4巻p66)
界転翼(カイテンヨク)| 意思:無 | 変化:不可 |
登場:奮闘編B
機能
猛禽類用の足環の宝貝。
使用した猛禽類の能力を飛躍的に向上させ自在に落下角度を制御する。
欠陥
装着されたものの生命力を極度に消耗させ死にすら至らせる。
備考
銀色に輝く指輪のような足環。
鉤爪(カギヅメ)| 意思:無 | 変化:可 |
登場:長編11
機能
宝貝用追加兵装。
欠陥
なし
備考
どう見ても真鋼の刃のついた鉄の爪。力の加減で籠手にもなる。
使用しないときは手首に腕輪として収まっている。
変形は瞬時に行われる。
棍の代わりとするための武器。
護玄による小細工の一品。
殻化宿(カクカシュク)| 意思:有 | 変化:不可 |
登場:長編3
機能
個人用の宿の宝貝。
使用者にとって快適な寝床のある家を提供する。
欠陥
緊急時の脱出機能が自分の判断では使えない。
使用するためには破壊する必要がある。
備考
船の櫓ぐらいの大きさの石の棒。地面に突き刺すと宿に変わる。
脱出機能は百里から六百里の間で安全な場所へ転移。大体の方角は決められるが具体的な場所は指定できない。
食事や寝具も提供できる。
女性。
人の形は取れないが、母性本能の強さ、宿という性質、身を挺してまで使用者を護ろうとする献身さから萌えキャラとして人気がある。
華研器(カケンキ)| 意思:有 | 変化:人・女性 |
登場:ファンタジアバトルロイヤル2000.MARCH
機能
薬を作る薬研の宝貝。
欠陥
短絡的・感情的で気に入った人の頼みしか聞き入れない。
備考
宝具かもしれない。
眠り薬のようなもので武器の宝貝を昏倒させられる。
[推測]
戦闘能力もある。
火薬なども製作可能か。
刀(カタナ)| 意思:不明 | 変化:不明 |
登場:長編11
機能
解毒や解呪用の刃。
気を乗せなきゃ斬りつけても怪我はしない。
欠陥
特になし。
備考
頭二つ分ほど長い槍。
ちょいとしなり具合が気に入らない。
六法の箱から解毒用の術式を受け取った。
刀(カタナ)| 意思:不明 | 変化:不明 |
登場:長編11
機能
ちょいと名のある宝貝。
居食いまではいかないけど、咀嚼効果だかなんだかが発動して、並みの治癒術は通用しなくなる。
欠陥
特になし。
備考
獅子の牙を、あれしてこれして刀にしてある。
肉だけでなく真鋼まで食らう。
緩終鎖(カンシュウサ)| 意思:無 | 変化:不可 |
登場:奮闘編C
機能
もう一つの人生と、死を与える宝貝。
ごく普通で平凡で幸せな生活の夢を与え、死を受け入れさせる。
欠陥
死を司ることは命のあるものの手には余る。
備考
黒色の鎖で作られた首飾り。
帰書文(キショブン)| 意思:有 | 変化:人・男性 |
登場:奮闘編B
機能
証文の宝貝。
契約内容を実行する為に作動している間は、完全に無敵。
欠陥
使う前に所持者に能力を伝えることができない。
備考
白紙の証文。
最強の宝貝の呼び声高い。
あまりの完璧さに龍華自身が恐れて封印したというのは本人の弁。
人間形態時の中性的な雰囲気+華奢+肩出しルック(イラスト)により、色々なお兄さん・お姉さんから人気がある。
鬼神環(キシンカン)| 意思:無 | 変化:不可 |
登場:長編2
機能
使用者の肉体を鬼神のごとく強靭かつ素早いものにする宝貝。
宝貝の力を与えるのではなく使用者の力を引き出す。
欠陥
使用すると肉体の急激な老化が起こる。
仙人が使えば急激な疲労感ですむが、仙人になる前の弟子が使うと大変な事になる。
備考
血の色をした指輪。
擬戦盤(ギセンバン)| 意思:有 | 変化:不可 |
登場:奮闘編BD
機能
戦術計算用の宝貝。
仮想戦闘を行うことができる。
欠陥
本体破壊時に使用者の安全が保障されない。
備考
小さな八角形の板。
仮想戦闘には自分も参加できるため、精神的な予想外の出来事も調査可能。
名前について
初出である『名誉を超えた戦い』では擬戦盤。その後数回短編に登場したがそのときは疑戦盤へと変化した。
もしかすると別の宝貝かもしれない。
ところがどっこい、単行本に収録された『龍華陶芸に凝り、また護玄心労す。』では擬戦盤に戻ったので、こちらが正しいかもしれない。
結論。擬戦盤。
なぜなら、擬戦盤は可愛い。
球観図(キュウカンズ)| 意思:無 | 変化:不可 |
登場:長編1
機能
半径二里半にわたり、指定した物体を探し出し、掛け図に写し出す宝貝。
欠陥
不明
備考
六畳ほどの広さがある無地の掛け図。
精密な水墨画で表す。
[説]欠陥について
索敵範囲の狭さ。
広大な仙界に対して二里半はあまりにも狭いのではないか。
九鷲器(キュウシュウキ)| 意思:有 | 変化:人・女性 |
登場:奮闘編@
機能
徳利の宝貝。
どんな液体からでも、仙酒の名に相応しき、深い味わいと清涼感に満ちた、九鷲酒を造る。
欠陥
九鷲酒の宿酔が酷い。
備考
九鷲酒は微かにバラの香りがする。
特殊な麹があれば他の仙酒も造れる。
酔っぱらいあしらい機能がついている。
姐御。
世話女房。
複数のAAが作られており極めて高い人気を誇る。
[推測]戦闘能力について
酔っぱらいあしらい機能によりある程度の戦闘行動が取れる。
確認されていることは以下の通り。
・折れても再生可能な酒の剣を造る。(奮闘編1巻p31)
・室内で棍を持った武器の宝貝と長期戦を行える。(奮闘編1巻p32)
・アッパーカットで人(15歳少女)を五秒程度、滞空させることができる。(奮闘編1巻p184)
そもそも、本来は仙人が飲むものであるため、たちの悪い酔っ払いも仙人だと思われる。
それをあしらえるのだから、相当の実力があると考えられる。
現在、一部地方では右のアッパーの一撃で、ふとどきなろくご者を衛星軌道上まで打ち上げられる程になっている。
[推測]宿酔対策について
むかえ酒は有効であると見られる。根拠は以下。
眠りの中で酔いが覚めそうになれば、起き出して一杯ひっかけるように、村の連中は、水のごとく九鷲の酒を飲み続けたのだ。(奮闘編1巻p17)
九天象(キュウテンショウ)| 意思:不明 | 変化:不明 |
登場:長編6、9
機能
現在の瞬間の全てを見通す宝貝。
ありとあらゆる情報を手に入れられる。
欠陥
使用者の情報処理能力の限界。
備考
有効範囲は界一つ。
未来や過去はわからない。
主な使用方法は散らかし過ぎてなくしてしまった宝貝の捜索。
[説]欠陥について
将軍の事件で悪用されたから封印されたとの見方もある。
また、探し物ができて、いざ九天象を使いたいとなったときに見つからなくて二度手間にしかならないから、という意見もある。
九転鍼(キュウテンシン)| 意思:無 | 変化:不可 |
登場:奮闘編A
機能
鍼灸用の鍼の宝貝。
九種類の鍼に自在に変化することができる。
普通の鍼よりも早く良く直る。
欠陥
刺された時の異様なまでの痛み。
武器の宝貝が拷問用かと疑うほど痛い。
備考
人の形をしていれば宝貝でも治療可能。
スズメ蜂に刺された痛みに近く、スズメ蜂の針を、長い一本の釘にして、金槌で思いっきり叩き込む感触がする。
しばらくの間、純粋な痛みが鍼の先から流れ込む。
[説]名前の由来
『九種の鍼に転じる』ではなく『七転八倒の上をいく』。
九遥関(キュウヨウカン)| 意思:無 | 変化:不可 |
登場:長編11
機能
対仙人用空中要塞。
仮面の無いときは自動的に龍華を守り、仮面を着けているときは細緻な操縦を受け付ける。
砲門で壮絶な破壊力を持つ遠距離攻撃を行う。
欠陥
特になし。
備考
透明な空中要塞。
見えず、触れることも出来ない。
仙術を神経として張り巡らせ操っている。
構成物質は爆発可能な代物で造り上げられ、最悪の場合自爆できるようにしてある。爆発に指向性を持たせているので自分の身は安全。
凶鎖丸(キョウサガン)| 意思:有 | 変化:不可 |
登場:奮闘編B
機能
技芸と精神力を鍛える宝貝。
確率に作用し、あらゆる不運を呼び寄せる。
欠陥
外せない。
ただし、外せないのは機能的な欠陥ではなく、外そうとする意思に対しても試練を呼び寄せるため。
備考
闇を溶かしたような真っ黒な指輪。
自分の意思で移動も可能。
ろくご者の大半はデフォルトで装着している。外れたかもしれないけど、まだ着いているかもしれない。
恐波足(キョウハソク)| 意思:無 | 変化:不可 |
登場:長編7
機能
案山子の宝貝。
対象をこわがらせる。
欠陥
不明
備考
枯れたような黄褐色で艶もない竹の棒が垂直に交差されており、縦の棒には落書きのような人の顔の描かれた藁を詰めた丸い布、横棒には煤けて黒ずんだ手袋がついている。
使用するとぬいぐるみのような三つ蛙の頭に、手は本物のようなやわらかさが出る。
以下の言葉を少しずつずらしながら輪唱が行われる。
だいにしてひとつなるものこれゆいいつのてんてんいがいにてんはなし
ことわりすなわちことわりのなかのことわりことわりのそとのことわり
てんはひとつにしててんはむすうありちはひとつにしてちはむすうあり
ことわりすなわちこんとんをすべることわりこそせんじゅつのほんしつ
われはたいいつわれはたいいつわれはたいいつわれはたいいつわれは
凝命管(ギョウメイカン)| 意思:無 | 変化:不可 |
登場:長編7
機能
気力や生命力を思考力に変える宝貝。
人間が使えば一番頭が冴える頃の肉体に若返る。
欠陥
不明
備考
煙管。
若返らせるにも使用者の体力を使う。
[推測]欠陥について
使うとものすごく疲れるのではないか。
愚断剣(グダンケン)| 意思:有 | 変化:不可 |
登場:長編1、3
機能
剣の宝貝。
使用者の実力を高める機能がある。また、操ることもできる。
光の弾丸を飛ばすことができる。
欠陥
あまりに残虐な性格で破壊衝動が強すぎる。
備考
両刃で短めの槍ほどの長さのある黒い大剣。
九大剣に数えられる。
鞘には遠近感を失うような複雑な装飾が施されている。
龍華仙人の予想をはるかに上回る切れ味を持つ。
愚断の旦那。
氷の和穂からは「甘いのね」、と見損なわれている。
恵潤刀(ケイジュントウ)| 意思:有 | 変化:人・女性 |
登場:長編6、7、8、10、11、奮闘編D
機能
刀の宝貝。
周囲の気配を消すことができる。
欠陥
情に脆い。
大局的判断を誤る。
備考
緑色の鞘。[推測]大鵬の飾り彫りがされている。
これら四振りの刀は、似たような性能の宝貝をいかに違う製法で造るかの研究だったと見られている。(6巻p70)
『場』を広げて、『場』の気配を探ることができる。
少しばかり『場』を支配することができ、相手の気配察知能力を抑えたり、光をずらしたりできる。
気配を沈められると、何も感じられない感覚が、霧の感覚となり全身を包む。
隣のお姉さん属性。
初々しい乙女時代も登場。
海鮮鍋屋の姉ちゃん。
静嵐刀を過大評価している。
怒りは純粋に怒りとしてぶち当てる
豪角刃(ゴウカクジン)| 意思:有 | 変化:人・男性 |
登場:長編5
機能
鋏の宝貝。
武器の宝貝に負けないほど良く切れる。
欠陥
日用雑貨であるが武器になりたがっていたこと。
備考
片刃を持つ、二つの鋼を交差させ鉄鋲を打ちつけ、親指とそれ以外の指を入れる、輪状の握りを持つハサミ。
握りは使いやすいよう指の形に抉られている。特に色は塗られておらず、鋼独特の月光を思わせる銀色。
安全のために革の鞘がついている。
ネタの宝庫。
ちょっと頭の中も切れてる。
ズビャラ。
轟武剣(ゴウブケン)| 意思:有 | 変化:人・男性 |
登場:長編8、9、10
機能
大剣の宝貝。
土から色々なものを作り出す。
欠陥
魂の創造・設計能力を得たこと。
備考
大剣。
九大剣に数えられる。
結舞剣とは双剣として造られた。
『将軍』。
勉強家。
文才もある。
思惑通りに動く操り人形と完全自律の魂制御の人形を造れる。
本人の複製も可能。
砂兵巻が相棒。
現在、能力の限界について諸説あり。
屋根の上でペンペン草を齧っているような奴にすら油断しない。
剛羅楯(ゴウラジュン)| 意思:有 | 変化:不可 |
登場:長編4
機能
楯の宝貝。
その硬さに防げぬものは無い無敵の楯。
使用者を操ることができる。また、使用者を完全に外部から遮断できる。
欠陥
不明
備考
金色に輝く細長い四角の大きな楯。
表面には鷹や鷲、豹に虎、龍、狼、蛇、鯱、人、熊など無数の生物で埋め尽くすような図柄が彫り込まれている。
無の創造についての理論を証明するために設計された矛と楯の一方。理論を立てた仙人は設計図を造ったのみだが、龍華仙人のちょっとした好奇心により製作された。矛(斬像矛)とぶつかると互いの存在を打ち消しながらの爆発が起き、大消滅が起きて、無が生じる。無は普通には存在できないため周囲のものが吸い込まれて、それを埋めることになる。なお、片方が機能停止するともう一方も存在できなくなる。
『無敵』は全ての場合に通じるわけではない。
[推測]欠陥について
造ってからヤバさに気が付いたと思われる。
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