宝貝総覧 さ行
再来砂(サイライサ)| 意思:無 | 変化:不可 |
登場:奮闘編A
機能
使用者を過去へと引き戻す宝貝。
戻れる限界は最初にひっくり返した瞬間。
欠陥
常にやり直しの聞く人生は、同じ場所をグルグル回り続けるだけの、迷路に過ぎない。
備考
小さな砂時計。
戻す時間の分だけの老化が起こる。
未来のことを誰にも話していないのならば破壊することで肉体は元に戻る。ただし未来の記憶は消える。
前から読んでも再来砂。後から読んでも再来砂。
時間談義が活発。
索具輪(サクグリン)| 意思:無 | 変化:不可 |
登場:長編1〜11、奮闘編@〜D
機能
宝貝の在処を調べる宝貝。
目をつぶり、精神を集中すれば、頭の中に宝貝の在処が、白い点になって現れる。
欠陥
特になし。
備考
真珠を模した白い陶器の玉のついた小さな耳飾り(左耳のみ)。
精神を集中すればするほど、遠くの宝貝や正確な位置が判る。
宝貝の状態により色彩が変わる(通常の宝貝:北極星のような白銀色、破壊された宝貝:光沢の無い青白い色、他の宝貝を収容した宝貝:明星の如き黄色)(2巻p49)
妨害に対する学習能力を有する。
大きな伏線が張られている。
・「使い方によれば、危険な宝貝じゃから充分に気をつけるように」said by 神農様。(1巻p133)
・原因不明の作動不良(2巻冒頭より)
謎は謎のままです。
削状槌(サクジョウツイ)| 意思:無 | 変化:不可 |
登場:長編3
機能
工具の宝貝。
これで叩けば竹箸でも、石に食い込む。
欠陥
重さを感じさせなくする仕掛けが働いておらず、重さが漏れている。
備考
昆虫の甲羅を思わせる独特のつやのある木槌。
懐に入れているときはそれほど重くないが、使おうとして柄を握るとめちゃくちゃ重くなる。
砂兵巻(サヘイカン)| 意思:無 | 変化:不可 |
登場:長編1
機能
砂の兵隊を作る宝貝。
三人の砂人間を造ることができる。
欠陥
砂人間が衝撃に弱い。
備考
土色をした巻物。
轟武剣の相棒。
『将軍の事件』では国一つの人間を作り上げることも可能にした。
散血斧(サンケツフ)| 意思:不明 | 変化:不明 |
登場:長編11
機能
斧の宝貝。
欠陥
不明
備考
不明
斬像矛(ザンショウボウ)| 意思:有 | 変化:人・女性 |
登場:長編4
機能
矛の宝貝。
この世に切れないものは無い最強の矛。
欠陥
不明
備考
平べったい両刃の穂先を持つ。
空間を切り裂き、虚無の異世界を鞘代わりに使っている。
サド。
無の創造についての理論を証明するために設計された矛と楯の一方。理論を立てた仙人は設計図を造ったのみだが、龍華仙人のちょっとした好奇心により製作された。楯(剛羅楯)とぶつかると互いの存在を打ち消しながらの爆発が起き、大消滅が起きて、無が生じる。無は普通には存在できないため周囲のものが吸い込まれて、それを埋めることになる。なお、片方が機能停止するともう一方も存在できなくなる。
『最強』は全ての場合に通じるわけではない。
[推測]欠陥について
造ってからヤバさに気が付いたと思われる。
四海獄(シカイゴク)| 意思:有 | 変化:不可 |
登場:長編1、2、8〜10、奮闘編D
機能
ひょうたんの宝貝。
内部に四つの海を入れることができるだけの空間を持つ。
欠陥
特になし。
備考
小さな黒ひょうたん。
龍華仙人に造られた宝貝の中でも一、二を争えるほど性格が良い。
護玄仙人曰く、「なんで、お前が造ったのに、四海獄はお前よりもしっかりしているんだ?」(2巻p130)
幸か不幸かは別問題として、痛める胃も疑うべき耳もない。
獣騎綱(ジュウキコウ)| 意思:無 | 変化:不可 |
登場:長編3
機能
巨大な動物を操るための手綱の宝貝。
動物の知覚を自分の知覚として理解する。
欠陥
動物の自由を完全に奪ってしまう。
龍華仙人の性格はこれをよしとはしなかった。
備考
見た目は二つに切れた綱。
生きているもの(なまもの)しか操れない。
授術座(ジュジュツザ)| 意思:無 | 変化:不可 |
登場:奮闘編B
機能
仙人の座る椅子の宝貝。
座るものの意志により仙術を繰り出す。
欠陥
移動能力に欠ける。
移動速度は人間の徒歩と同じくらい。
備考
ひじ掛けを叩くと色々な仙術が出せる。
俊地鞜(シュンチトウ)| 意思:無 | 変化:不可 |
登場:長編2、3、6、8、10、11
機能
移動用の宝貝。
驚異的な速度で移動することができる。
武術の間合い調整や踏み込みに使える。その一方で長時間高速で走ることも可能。
欠陥
使用者の保護機能が不完全。
移動の衝撃から一切使用者を護れない。
備考
革靴。
使用感は「暴走する馬の上に、直立しているようなもの」
踵の部分に制御索がある。
8巻から新型、『瞬地踏』が現れている。
10巻ではさらに進化し、『俊地踏』となり、最終巻もこれである。
焦魂矢(ショウコンシ)| 意思:無 | 変化:不可 |
登場:長編5
機能
矢の宝貝。
魂を糧に爆発力を増大させる。
欠陥
点破弓と同時に使用すると使用者の複製ができることがある。
備考
白い矢。
使用者の身長に合わせ長さの調節ができる。
魂を注ぐと黒色に染まる。
照双筆(ショウソウヒツ)| 意思:無 | 変化:不可 |
登場:奮闘編B
機能
他人に化けるための宝貝。
欠陥
他人に変身させられると魂までも複製されてしまう。
備考
化粧用の筆。
変化術の宝貝の完成品。
自分で変化した場合は欠陥は無い。
深意鏡(シンイキョウ)| 意思:無 | 変化:不可 |
登場:長編6
機能
精神鍛錬のための宝貝。
己でも気が付かない心の傷を映し出す。
欠陥
不明
備考
[推測]欠陥について
人の心は弱く、辛い過去を捻じ曲げてしまう。
震影槍(シンエイソウ)| 意思:無 | 変化:不可 |
登場:長編3
機能
暗器の宝貝。
見えない槍。
欠陥
暗器の美学、せつなさ、繊細さが欠けている。
備考
大きな暗器も面白かろうと半分冗談で造られた。
完成してみたら、どう考えても冗談ではすまない卑怯な武器だった。
塵骨鏡(ジンコツキョウ)| 意思:不明無 | 変化:不明 |
登場:長編11
機能
観測用の宝貝。
欠陥
不明
備考
左目。
ピピピと解析をする
あるけれど存在しない巨大な卓を見つけられたり、あるけれど存在しない箱の中身も見れる。
部屋の広さが無限大じゃなくて、ほぼ無限大であることまで見極める。もの凄い見極めなので壮絶な反応をします。
深霜刀(シンソウトウ)| 意思:有 | 変化:人・女性 |
登場:長編10、奮闘編A
機能
刀の宝貝。
冷気を操ることができる。
使用者の体を操ることができる。(使用者の同意が必要)
欠陥
惚れっぽい性格。
惚れた相手に使われると重心が狂う。
備考
赤い鞘には鳳凰の飾り彫り。
これら四振りの刀は、似たような性能の宝貝をいかに違う製法で造るかの研究だったと見られている。(6巻p70)
霜焼けにさせる程度のことはできる。
姉御。
最近はあまり使われていないがAAも作られるほど人気がある。
甚来旗(ジンライキ)| 意思:無 | 変化:不可 |
登場:奮闘編C、D
機能
召喚を行う宝貝。
無数に存在するもう一つの世界とこの世界を交錯させ、招き入れる。
欠陥
召喚時の指定が時と共にあいまいになる。
備考
無数の文字の書かれた大きな旗。
禁止されたものを誤って召喚することはない。
平行世界論、召喚条件などに諸説あり。
静嵐刀(セイラントウ)| 意思:有 | 変化:人・男性 |
登場:長編7〜11
機能
刀の宝貝。
空気の流れを自在に操る。
欠陥
変換機構に問題
備考
藍色の鞘。雄牛の飾り彫りがされている。[推測]
これら四振りの刀は、似たような性能の宝貝をいかに違う製法で造るかの研究だったと見られている。(6巻p70)
混沌の大帝。
スットコドッコイ。
恵潤刀曰く、「静嵐を見てるとさ、私が守ってあげなくちゃって感じがするのよね」(7巻p159)
路地裏のひまわり。
ちょっとした糸切り鋏や小刀の代わりになって便利。
言わなくていいことを言わせたら一流の腕前。
導果筆に「ずる過ぎる。」と言わしめる。
問題を見つける前に理論的根拠なしで正解に辿りつく。
理論を一生懸命積み上げて間違った結論に達する能力も人一倍。
深霜刀が惚れ込むような『隙』は一切ない。
癒し系・甘噛みたれ静嵐。
綜現台に絶賛されるほど素晴らしい斧捌き。
綜現台の頼りなさにも引けを取らない。
どうしようもない危機に陥ったときに試される、その真なる力とは!?
ちょっと論外なまでにボンクラ。
角材ちゃんが命綱、生死を共にする戦友。
いやぁ、全くたいしたもんだね、武器の宝貝って。
外部から変換を手伝ってもらえば真静嵐刀、いや、逆静嵐刀に覚醒する。もちろん元にいつでも戻れる。
さすが逆静嵐刀、仙界で轟武にへし折られ時の殷雷刀くらいの強さがある。
逆静嵐なら不敵な笑みもできる。
静嵐に戻れば逆静嵐の記憶が欠落する。
制流旗(セイリュウキ)| 意思:無 | 変化:不可 |
登場:長編7
機能
全てのものを本来の状態に戻す宝貝。
この世ならざる不自然なものを払い退ける。
欠陥
不明
備考
色々な文字の書かれた無数の鮮やかな色の細布をまとわりつかせた旗。
封印も行えるなど、汎用性に優れる。
施聞筆(セブンヒツ)| 意思:有 | 変化:人・男性 |
登場:長編11
機能
情報収集用の宝貝。
宝貝なら施聞筆の聴覚に同調出来る。
視覚も同調出来るようにも出来る。
欠陥
情報収集能力が怪しく、性格もかなりアレ、なことのどちらか、もしくは両方。
備考
黙っている限りは少女にしか見えない。
欠陥は美しすぎる見た目。いやん。
同調してる相手に知らせることが出来る。
同調する相手は当然絞れる。
漸央旗(ゼンオウキ)| 意思:有 | 変化:人・男性 |
登場;長編11
機能
中型武器の宝貝。
四体の兵隊を操る。兵隊は、包帯を巻くようにして、細長い鉄で作られた鎧、に身を固めた武人で、旗の布きれで出来ている。硬度は真鋼とほぼ同じ、戦闘力は小型武器の宝貝に匹敵、自律型ではない。
兵隊は粉砕されると再生に数ヶ月かかる。
欠陥
情にもろい。
備考
原型は不明だが、細い杖なのか太い差し棒なのかよく判らない棒状のものを片手に持っている。
眼光には独自の鋭さがあるが、にじみ出るような温厚さがある
百戦錬磨の中隊長殿
西海戦線で活躍。
小細工も通用しない
兵隊はそれぞれ壱、弐、参、四。
[推測]
11巻では少し誤植があるようだが、壱、弐、参、四の割り振りは次のよう。
壱:斧(空中に浮いてた)
弐:刀(中身、若い夫)
参:槍
四:剣(中身、若い妻)
綜現台(ソウゲンダイ)| 意思:有 | 変化:人・男性 |
登場;長編5、6、8、10、11
機能
燭台の宝貝。
光を操ることができる。
欠陥
ドジでトロい。
備考
実直さ、誠実さ、使用者に対する態度、思いやりなどでは四海獄に匹敵する。
光を使った幻術、目くらましなどができる。
レーザー砲台。(蔵を完全に吹き飛ばせる程度)
年上のお姉さんから人気。
捜魂環(ソウコンカン)| 意思:有 | 変化:不可 |
登場:長編2、3、6、8、10、11
機能
人の居場所を探す宝貝。
魂を音として探り出すことかできる。
欠陥
一度会った人間でないと探し出せない。
備考
何の変哲も無い指輪。
宝貝は創造者の魂を反響しており、その違いから宝貝の探索も可能。
自分に胃袋がなかったことに感謝している。
魂が変質した場合は捜索できなくなる。
創常楯(ソウジョウジュン)| 意思:有 | 変化:犬 |
登場:奮闘編@
機能
楯の宝貝。
硬さを自由に操れる髪のような、防御結界を操る。
欠陥
動物形態時の防御能力の不備。移動しながら防御結界が張れない。
動物形態をとる意味が無い。
備考
白い犬。
シロ。
算盤(ソロバン)| 意思:不明 | 変化:不明 |
登場:奮闘編10
機能
算盤の宝貝。
欠陥
特になし。
備考
算盤。
ある土地の人の縁を計算するのに用いられた。
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